東広島市西条西本町の芸陽バスはこのほど、2021年1月3日で設立90周年の節目を迎えることを記念し、昔懐かしい復刻カラーの車両を一台導入した。
路線バスが最も利用されていた1960年ごろに活躍したバスの車体カラーをモデルにした。このデザインは1970年代後半に姿を消したため、約50年振りの復刻となる。
現在の車両にはない当時のエンブレムを樹脂で再現。行先表示には白色LEDを採用した。
車体カラーは復刻だが、車両は最新のモデル。抗菌加工シートの設置をはじめ、走行中に乗務員に異常が発生した際に、非常ブレーキスイッチを押すことで警告音を鳴らし速度を段階的に低下させ停止させることができるドライバー異常時対応システムを導入し、車椅子を床に固定できるスペースを一台分完備している。
2020年9月11日から、東広島市内、広島市内で運行開始予定。
同社田島智昭第一営業部長は、「昔懐かしく、目立つデザインなので少しでも注目してもらい、たくさんの人に利用してもらいたい」と話している。