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【ニュースの見方】総理の辞任

2020.09.16

 安倍首相が辞任することになりました。持病の「潰瘍性大腸炎」が悪化したのが原因です。この「潰瘍性大腸炎」は厄介な病気で、根治することが困難な病気だといわれています。第一次安倍内閣が1年で挫折した原因もこの病気でした。同じ病気で二度、総理を辞職したことになります。

 

 病気が原因で辞職した総理大臣は、戦後、安倍氏を入れて、石橋湛山、池田勇人、大平正芳、小渕恵三各氏の5人です。石橋氏は脳梗塞、池田氏は喉頭がん、大平氏は心筋梗塞、小渕氏は脳梗塞でした。石橋氏の首相在任期間は65日と、短命内閣でした。池田氏は病名を公表せず、東京オリンピックの閉会式の翌日に辞任表明をしています。大平氏は参議院選挙の最中に死亡し、突然の解散となった衆院選挙では弔い合戦の様相を呈し、劣勢であった自民党が圧勝しています。小渕氏は脳梗塞が急に悪化し、職務代理者を指名できなかったのではないかという疑惑が今でも残っています。

 

 総理大臣にとって最も気を付けなくてはならないのは、健康管理です。一国の総理として、国家統治能力を常に維持する責任があり、一日たりとも空白を作ることは許されません。総理に何かあるときには、代理者が決められており、現在では、麻生財務大臣、菅官房長官などの順番になっています。

 

 これは小渕総理が病気で公務が執行できず、森総理が誕生するまで、実質的に空白期間が生じたことの反省から、あらかじめ内閣総理大臣臨時代理が指名されることとなったのです。

(千義久)

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