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【広島県の職員さんに聞きました】食品表示に変化が… 気付いた人はいますか?

2020.10.01

皆さん、買い物の際に、食品表示を確認していますか?

商品に記載されている、原材料やエネルギーなどが書かれた表示です。

実は、令和2年4月1日から加工食品の食品表示が新しい表示基準へと完全移行しています。

どの部分がどう変わったのでしょうか。広島県農林水産局農業技術課の担当職員に、新しい食品表示のルールと、食品表示を活用した賢い買い物の仕方についてお聞きしました。

 

目次

●そもそも食品表示ってなに?

●どの部分がどう変わったの?

●どうしてルールが変わったの?

●最後に

 

●そもそも食品表示ってなに?


 

食品に付いている表示やマークには表示方法にさまざまなルールがあります。

表示から、その食品がどんな食品で、原材料に何を使っているのか、どのように保存して、いつまでに食べればよいのか、などさまざまな情報を知ることができます。

私たちが食品を購入するときに、食品を選んだり、安全性を確かめたりする材料になります。

 

 

●どの部分がどう変わったの?


 

今年4月1日に完全移行した加工食品の食品表示。どのように改正されたのか見ていきましょう。

 

おさえておきたいポイント①

 

一番多く使われている原材料の原産地表示が義務化されました。(経過措置期間:令和4年3月まで)

 

原材料産地

消費者庁作成の詳しいパンフレットはこちら

 

令和4年4月1日からは、一部の加工食品にのみ義務付けられていた原材料の産地表示が、すべての加工食品を対象に義務化されます。

 

 

□ここをチェック

<産地表示をチェックして食品選びを>

産地表示

これまで、原材料に産地が表示されている加工食品の割合は全加工食品の1割程度しかありませんでした。

令和4年4月1日からは加工食品の原材料の産地表示が義務化され、ウインナーソーセージに使われている豚肉は、アメリカ産なのか国産なのか、チョコレートに使われたカカオ豆は、ガーナ産なのかインドネシア産なのか、もしくは製造地がどこなのか、など食品表示を見れば簡単に知ることができるようになります。
私たちが食品を選ぶ材料がさらに増えることになりますね。

これからは「他の商品と比べて少し高めだなと思っていたけど、原材料に国産を使っていた」という発見もあるかも知れません。
そうなれば「少し高いけれど買ってみよう」と普段手にしない商品を購入するきっかけにもなります。
事業者にとっては、自社商品の価値を他と差別化するチャンスになりますね。

 

 

おさえておきたいポイント②

 

添加物と、添加物以外の原材料を明確に区分することが義務化されました。

 

原材料名の欄でスラッシュ(/)で区切って表示したり、原材料名欄とは別に添加物欄をもうけたり、と表示方法は製品によって異なります。

 

 

おさえておきたいポイント③

 

全ての加工食品について、栄養成分表示が義務化されました。

(小規模事業者や、食品を製造した場所で販売する場合などは省略することができます。)

 

これまでの栄養成分表示では、事業者が表示をする・しないを決められる「任意表示」でした。

改正後は、すべての加工食品と添加物に、「熱量(エネルギー)」「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「食塩相当量」の5つの栄養成分表示が義務付けられました。

 

アレルギー表示では、食物アレルギーを持つ人がアレルゲンとなる原材料を避けることができるように、重篤な症状になるなどの「エビ」「カニ」「小麦」「そば」「卵」「乳」「落花生」の7品目には表示義務を、「大豆」「アーモンド」「くるみ」「バナナ」などの21品目には表示の推奨を定めました。

 

 

□ここをチェック

<栄養成分表を活用してバランスの良い食事を>

栄養成分表示

全ての加工食品に栄養成分表示が義務付けられたことで、栄養成分表示を見ながら買い物をすることができるようになりました。

他国と比べても、食塩の摂取量が多いとされる日本人。
厚生労働省が示す1日当たりの塩分摂取量の目標値(「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)は、成人男性7・5グラム未満、成人女性6・5グラム未満に対し、平均摂取量は成人男性11グラム、成人女性9・3グラム(厚生労働省平成30年「国民健康・栄養調査」)となっています。
血圧が気になる人や高めの人は「食塩相当量」をチェックして、1日の目標摂取量を意識しながら買い物をするといいでしょう。

また肥満が気になる人は「エネルギー」や「脂質」の表示を確認して、1日の摂取量を計算してみるといいかもしれませんね。
栄養バランスのとれた食生活を送るために、食品表示に注目してみましょう。

 

 

 

食品表示のルールに違反した事業者には、事業者名の公表、罰金、懲役などの罰則が科せられます。
事業者が責任を持って表示することで、私たち消費者は安心して安全な食品を口にすることができるようになりますね。

 

食品表示資料

広島県農林水産局農業技術課作成資料

 

●どうしてルールが変わったの?



これまでは、添加物やアレルギーに関する情報などは「食品衛生法」で、原材料名や原産地に関する情報などは「JAS法」で、エネルギーや栄養成分に関する情報などは「健康増進法」で、と一つの食品表示に3つの法律が絡んだ複雑なものでした。
消費者にも事業者にもより分かりやすく、使いやすい食品表示にするため、平成27年4月1日に3つを一元化した「食品表示法」を定めました。
その法律には経過措置期間が設けられ、野菜や肉などの生鮮食品は平成28年10月1日に、加工食品は令和2年4月1日に完全移行しました。

 

●最後に


 

食品表示は、私たち消費者の「知る権利」に基づき作られている私たちのためのものです。
「値段や賞味(消費)期限は気になるけど、食品表示をじっくり見て買い物はしない」という人が多いと思いますが、上手に活用して、賢く買い物したいですね。





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