「創生会」提案型の一般質問を
東広島市議会の一般質問から会派を分析。
今回は「創生会」を紹介。
㈹加藤祥一
片山貴志 岩崎和仁 坪井浩一 鈴木利宏
■主な質問の概要 (2019年度の一般質問、代表質問)
※一人最大2問まで掲載
質問者:片山 貴志、岩崎 和仁
6 月 | 岩崎 |
・元気輝きポイント制度は限定的な活動では ・西日本豪雨災害からの早期復旧プランについて |
9月 | 片山 |
・医師不足や看護師不足の現状と対策について ・東広島運動公園施設の夜間照明設置の可否とス ポーツ施設のネーミングライツは |
12 月 | 片山 |
・「酒まつり」が抱える諸問題についての市の見解は ・東広島DMO設立(令和3年)後の市観光協会など の位置付けは |
岩崎 |
・第5次市総合計画への水産業振興計画の策定は ・地域と学校が連携する学校運営協議会の仕組みづ くりは |
▽工業団地エリアと農業振興地域エリアなどの見直し
▽交差点を中心とした交通インフラ整備は
▽外国人児童生徒への支援体制は
▽発達障害児への支援策は
▽地域包括支援システムの構築について
▽西日本豪雨災害からの復旧優先の予算編成について
▽防犯カメラ設置など安全安心対策について
▽幼児期からのスポーツ振興策について▽小規模高校の活用策
※質問テーマの数は「市議会だより」掲載内容を参考に計算
【記者の目】一般質問者は2人にとどまる
【成果】 ▽福祉・医療から防災・防犯、教育の分野までバランス良く質問をしている▽西日本豪雨災害の復旧工事では、市内で不足する技術者の確保のため、市内業者と市外業者がJV制度で入札できる仕組みを要請し結果を出した▽東広島運動公園には簡易照明施設の設置を促進▽学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)の活動を進めるために参画する地域住民たちの人件費計上を取り付けた。
【統括と課題】 一般質問で市政をただしたのは2人だけだった。残る3人は質問する権利を回避。最大会派の一つだけに、執行部に影響力を与える数の力を生かし切れていないと思われても仕方ない。
ただ単に事業内容を確認する一般質問から脱皮し、執行部を動かすような「提案型の一般質問」を軸に据えていくという 。ならば、有言実行できているか、1年後に紙面で検証したい。
(文:日川)
【一般質問で会派を分析】
▽【東広島市議会①】「創志会」農業分野に切り込む
▽【東広島市議会④】 「市民クラブ」市民要望の強い案件で質問