カカオ豆を一粒ずつ手むき てん菜糖のみで味付けした「極み」のピュアチョコレート
障害者の就労支援を行う、竹原市下野町の多機能型事業所「あさひ」がカカオ豆からチョコレートを製造・販売していると聞いて食べてみました!😋
その名も「あさひBEAN TO BARチョコレート」。
※BEAN TO BAR(ビーントゥバー)チョコレートとは、カカオ豆からチョコレートバーになるまでの工程を一貫して製造するチョコレートのことです。
思わず手に取りたくなる華やかなパッケージですね♪
繊細で豊かな色彩感覚を持つ、利用者の鶴村一匡(かずまさ)さんがデザインカラーを担当したそうです。
袋から出してみました。
フルーツのようなカカオの香りが部屋中に広がります…💗
約7cm角のチョコレートバー。
分割して食べやすいように成型されていますね。
「チョコレート博士」として世界的にも有名な佐藤清隆広島大名誉教授の監修のもと製造しているそうです。
ガーナ産のカカオ豆と、てん菜糖を7:3の割合で配合。乳化剤などの添加物は一切使わない無添加のピュアチョコレートです。
ではさっそくいただきます♪
鼻に抜けるカカオの風味がすごい!
カカオマス含有率70%のハイカカオチョコレートですが、苦味はそこまで強くなくて、ほのかな酸味とやさしい甘味が特徴です😊
フルーティーで口どけもよく、ついつい食べ過ぎてしまいます。
残ったチョコレートは、ジップ機能付きの袋で保存できるのもうれしいです。
1袋27g入り600円(税込み)。
竹原市の同事業所と、東広島市高屋町宮領のあおぞらぱん屋さん本店で販売しています🍫
詳しくはこちらまで👇
0846-24-6012
気になる製造工程をのぞいてみました!
カカオ豆の焙煎と皮むき作業は竹原市の同事業所で行っています。
カカオ豆の皮むき作業
コンチング、テンパリング、型入れなどは東広島市高屋町小谷の総合活動センター内で行っています。
今回私は、総合活動センターにお邪魔しました。工程は全て、佐藤広島大名誉教授監修のもと行われているそうです。
※一部の工程は事業所外秘密のため写真は撮影できませんでした。
①一粒ずつ丁寧に手むきした豆をミキサーで細かく磨砕します。
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②その後、「コンチング」と呼ばれる作業に。
粉砕した豆に砂糖を加えて専用の機械で30~48時間かけて液状になるまで練ります。
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冷蔵庫でじっくり熟成。
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③チョコレート作りで最も重要な「テンパリング」作業。
冷えて固まったチョコレートを湯せんで再度溶かしたら、温度管理をしながら、チョコレートに含まれるカカオバターの結晶を安定した状態にしていきます。
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空いた時間に型の掃除を念入りに※画像の一部を加工しています
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④神経を使う「型入れ」作業。温度に気を付けながら、手作業で型に入れていきます。
※画像の一部を加工しています
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機械でタッピングしながら、型入れしたチョコレートを均等に広げていきます。
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均等に広がりました。型入れ成功!
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⑤最後に冷蔵庫で冷やして出来上がり。
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⑥梱包して販売✨
コンチングやテンパリング作業などを行う利用者の小濱結香さん(19)と置名朋美さん(25)は、チョコレート作りを職員と一から勉強したそうです。
「皆さんにあさひのチョコレートを買ってもらいたい!!」と日々頑張っています。一つ一つ丁寧に作業をするお2人の姿がとても印象的でした。
ジャガイモやブドウ、ミカンなどの地域の特産品とあさひのチョコレートをコラボさせた商品の開発、キッチンカーやオンラインでの販売も進めていくそうなので、今後の展開が楽しみですね!😊