東広島市西条町助実にある『東広島市消防局』で
10月1日から高機能消防指令センターの運用が開始されました!
2018年7月に起こった豪雨災害を経験して災害時の対応をより早く・的確にするため
今回災害時などの現場の状況をリアルタイムで東広島市の災害対策本部と共有できる機能を導入したそうです!
消防署内の3階にある指令課に入ってみると…
モニターがたくさん!カッコイイ~✨
なんだかドラマみたいでドキドキしますね!
それでは具体的にどんな機能が追加されたのかを紹介していきます!
まず気になるのはこちらの大画面!
真ん中の大画面では出動している消防車がリアルタイムを把握することができます。
(オレンジで囲んでいる印が出動している消防車です)
救助要請が来た時に現場に一番近い消防車がすぐに駆け付けることができます。
以前から場所の把握はできていたのですが、今回モニターを増やして大画面で見ることができるようになったので、より素早く判断 ができるようになりました!
今回新たに
車載カメラが9台
ウェアラブルカメラが4台
ドローンが1台
に増えました!
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車載カメラ
消防車に取り付けられているカメラです。
現場の状況を指令本部で確認できます!
こんな感じで消防車の上に付いています!
さらにカメラは遠隔操作が可能 で、指令本部でカメラを動かして360°現場の状況を確認する事が出来ます。
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ウェアラブルカメラ
ヘルメットに付けることができるカメラです。隊員目線で屋内などの現場の状況を確認できます!
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ドローン
テレビでよく見るドローンより大きいですね!
両手で抱えられるかどうかくらいの大きさです。
カメラはなんと30倍もズームできるそう!
現場に駆け付け、空からの映像を指令本部でリアルタイム で見ることができます!
そして私が一番驚いたのは
赤外線探知 ができること!😲
例えば火事の現場などで、目だけでは見つけきれない救助者。
ドローンを飛ばせば赤外線で救助者を見つけることが出来ます!
(左:通常の映像 右:赤外線での映像)
全国でも消防署でドローンを導入している例は少ないようです。
最先端の技術を使って、より救助の役に立てていってもらいたいですね!
災害時、土砂崩れなどで道が通れない時に
現場車両(消防車)から、東広島市のGISへ通行止め状況を反映することが可能になりました。
地理情報システムのこと。
緊急災害時にどこが通行止めになっているのかが分かる地図のようなものです。
具体的にどう反映させるのかというと…
現場車両(消防車)が通行止めになっている道を発見する
↓
端末で通行止めになっている道を登録する
↓
全車両に通達され、通行止めになっている道を把握できる
一般の方が見ることはできませんが、消防局内でどこが通れないかを把握することができ、災害時にいち早く現場に駆け付けることが可能になります。
次に紹介するのがこちら!
タブレットなのですが、地図が写っていますね?
これが一体何に使われるのかというと…
現場へ急行する隊員に救助場所をよりわかりやすく伝えることが出来ます!
以前は狭い道だったり、入り組んで分かりづらい場所へ救助に行く際には口頭で道をナビゲートしていたのですが、
このように、地図にタブレットで書き込んでいきます。
消防車に画像を転送することで、どの道を通れば良いのかが一目で分かり、隊員がスムーズに現場へ駆け付けることができる ようになります!
聴覚や言語機能に障害などで、音声による通報が困難な方に向け
「NET119緊急通報システム 」を導入しました!
具体的には
・スマートフォンなどから通報用Webサイトにアクセスして通報
・GPS機能を利用して通報場所の特定
・チャットで詳しい状況を伝える
などが可能になります!詳しい使い方は総務省消防庁でご確認ください。
いかがだったでしょうか!
東広島消防局には
年間約16000件 (1日約45件)
通報がかかってきます。
人命救助・消火活動を迅速に行うために多くの機能を駆使して、日々私たちの安全を守ってくださっています!
何事もないのが一番ですが、もしもの時の対策がしっかりと取られているのは安心しますね😊
今回紹介しきれなかった凄い機能はまだまだあります!
👇YouTubeの東広島市公式チャンネルで紹介中
東広島市消防局はこちら
文:プレスネット編集部