東広島市内で初の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことを受け、東広島市の高垣広徳市長は12月5日、市役所で記者会見を開いた。
クラスターが発生したのは西条岡町の酒類提供店「ナイトラウンジ京子」。12月4日午後7時45分時点で、従業員5人、利用客1人の感染が確認されている。
県の発表によると、感染があったと推測される期間に店舗を利用した客は約100人で、12月5日現在で足どりがつかめていない人が約60人いるという。
会見で高垣市長は「11月14から28日までの間に該当店を利用した人は、至急『受診・相談センター』に相談をして欲しい」と呼びかけた。
また、今回、店舗名を公表したことについては「これ以上の感染拡大を防止するために理解いただいた」と説明。「これまでもお願いしているとおり、感染者・医療関係者やその家族を誹謗・中傷・差別することは絶対にやめて」と加えた。
高垣市長は、政府が集中的な感染防止の期間とした「勝負の3週間」の開始から約1週間が経過したことから、「東広島市にとってもこれからが勝負の2週間」と話し、マスクの着用▽手指の消毒▽3密の回避▽換気の実施と程度な保湿▽感染リスクの高まる「5つの場面」に気を付けるーなどの感染対策を呼びかけた。
『受診・相談センター』(積極ガードダイヤル)
082−513ー2567(24時間対応)