高垣広徳市長と語ろう!:故郷に帰る思い「同世代の人たちとタッグ、まちを盛り上げたい」
2020.12.08
左から高垣市長、柄さん
東広島市の高垣広徳市長と市民が気軽にトーク。今回は、柄酒造の柄総一郎さんと「故郷に帰る思い」をテーマに、FM東広島の番組でおしゃべり。その一部を紹介。
―柄さんは安芸津町の出身。大学進学で上京。卒業後は照明メーカーに就職し12年間勤務。今年10月に安芸津町へUターンし、実家の柄酒造で働いています。Uターンのきっかけは。
柄:以前から漠然とは考えていましたが、西日本豪雨で実家の酒蔵が壊滅的な被害に遭ったことが大きなきっかけとなりました。復興に際し、ボランティアの皆さん、地域の人たちが協力してくださいました。その姿を見る中で、蔵を残した方がいいのではないか、という気持ちが大きくなりました。
―結婚してお子さんがいらっしゃいます。帰ってくるにあたって不安はありませんでしたか。
柄:東京のふるさと回帰支援センターに相談し、東広島市の担当者とつながりました。電話で相談したり、資料を送ってもらったりして、現状の市や子育てに関する情報を得ることができたので、不安は少なかったです。
市長:コロナ禍で地方が選ばれる流れができつつあります。地方は「適散・適集」。適度に集まり、適度に分散する、ということが実現しやすい。東広島市はチャンスだと思っています。Uターンをはじめ、大都市、近接地からの移住などに期待しています。子育て世代に選んでもらえるまちになるような施策も考えているところです。
―帰って来て約1カ月半ですが、今後の意気込みは。
柄:まずは、酒造りをしっかりできるように精進していきたいです。そして、安芸津町の同世代の人たちとタッグを組みながら、安芸津町、東広島市を盛り上げるために頑張っていきたいと思っています。
市長:若い力はまちの活性化にとってなくてはならないものです。安芸津町はカキなど特産品がたくさんあります。食と日本酒は相性がいいので、柄さんにはぜひ日本酒の楽しみ方を発信していただきたいですね。
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