東広島市西条町御薗宇、市立御薗宇小(大垣由紀子校長)の4年生78人が12月10日、地域安全マップ作りに取り組んだ。
子どもたちに犯罪が起こりやすい危険な場所や、安全な場所を判断する力を身に付けてもらおうと同小が同市防犯連合会に指導を依頼。 児童たちは、同連合会や、同地区の住民自治協議会や防犯ボランティアと協力して取り組んだ。同連合会の久保田博己専務理事は「地域安全マップ作りを通して、子どもたちに防犯力を身に付けてほしい」と話す。
子どもたちは、7~8人のグループで10班に分かれ、学校周辺に出掛けフィールドワーク。危険な場所や安全な場所を見つけて写真を撮りメモをした。その後、学校に戻り、班ごとに分かれて地域安全マップを作った。児童らは意見を出し合いながら、写真や危険な場所と安全な場所とに色分けした理由を書いた紙を地図に貼っていた。最後に、代表の班が自分たちで作った地域安全マップについて発表した。
坪井大志くんは(9)は「学校の周りの危ない場所が分かり、気を付けて歩こうと思った」、部谷夢さん(10)は「地域の人と歩く中で、危険な場所に気付かせてもらった」と笑顔。同地区の自主防災事務局長の渡辺豪さん(65)は「学んだことをみんなに発信してほしい。安心して暮らせる御薗宇地区にしていきたい」と話していた。(山北)