西条酒蔵通りの地域特性を演出することで、東広島市で、ビジネスイベント(MICE)誘致を推進しようと、東広島市西条本町歴史広場で11月21日、屋外パーティーが開かれ、MICE関係者•観光関係者48人が参加し、ユニークベニューを活用したモデル事業の情報交換を行った。
参加者は、パーティーに先立って酒蔵通りを散策し、酒蔵見学や日本酒のテイスティング、安芸国分寺(同市西条町吉行)で座禅、匂い袋・塗香作成など、東広島の文化を五感で体験した。
パーティーでは、地元の日本酒と食材(美酒鍋など)のペアリングなどが提案され、参加者はこの地域の魅力について大いに語り合った。
主催したのは広島市と東広島市。広島市経済観光局 観光政策部の中田忠部長(59)は「東広島市は日本酒の知名度も高く、文化的楽しみも多い。周辺の都市も巻き込んで、国際会議を実現できるよう手助けしたい」と意気込みを話した。
東京から来広した、外国人の訪日旅行を取り扱うTHE J TEAM株式会社のゲライント ホルト社長(60)は「日本酒と歴史的なお寺は非常に興味深い。座禅は人を清めるということも初めて知った。東広島はポテンシャルの高い街だと感じた」と話していた。