これからの地域のつながりを考える地域共生フォーラム「ポジれ!コミュニティ3・0」(東広島市主催)が12月9日、東広島芸術文化ホールくらら(同市西条栄町)で開かれ、オンラインと合わせて約200人が参加した。
講師は、予防医学研究者の石川善樹さん(オンライン)と、社会課題の解決に向けた活動をしているリディラバ社長の安部敏樹さんが務めた。それぞれの立場から講演とトークセッションをし、全ての人のWell-Being(ウェルビーイング)(生活満足度)を高めるため、新たなコミュニティの在り方について考えた。
安部さんは「お互いに対話をして理解を深めることが、良いコミュニティにつながる」。石川さんは「学ぶ、遊ぶ、働くなど3つ以上のコミュニティがあると健康寿命が高い。自分の居場所を増やし、他の人にも興味関心を持って生活することが大切」と強調していた。
同市八本松町の今井和美さん(42)は「自分がどのように生きているのかを見直すきっかけになった。居場所を多く作っていきたい」と笑顔だった。(山北)