東広島市西条本町の「日本酒ダイニング 佛蘭西屋」は、肉、魚、卵、乳製品など動物性食品を食べないビーガン(完全菜食主義者)向けのメニューを提供している。
新型コロナが5類に移行してから、団体客、個人のインバウンド(訪日外国人客)の利用が増加。幅広い食のニーズに対応しようと、今年4月に始めた。
メインは、高たんぱくで低脂質の大豆ミートで作ったハンバーグ。ショウガ焼き風のソースには、隠し味に梅酒を使用。甘酸っぱい風味が広がる奥行きのある味わいに仕上げた。キッシュやポタージュスープなどがセットで、ランチが3860円、ディナーが4200円。「色鮮やかな季節の野菜も添え、ヘルシーながらも食べ応え十分。ぜひ気軽にご利用ください」と同店。
東広島市にはビーガン料理を提供する店舗が少ないことから、「今後は市役所と連携し、駅周辺の飲食店で料理提供できるお店を増やしていく仕組み作りにも取り組んでいきたい」と話している。(橋本)