2024年8月に志和町にオープンしたパン屋「ワタオカ発酵舎」へ行ってきました。店長は、呉市でヤスリの製造・販売「やすりのワタオカ(株式会社ワタオカ)」の代表取締役である綿岡美幸さん。パンにはこだわりがたっぷり。リポートします!
目次
場所
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志和インターチェンジからショージ志和店方面へ車を走らせ、突き当りのT字路を左に曲がると看板がすぐ見えます。
車は家の裏側と、敷地内に停めることができます。
門にも看板が出ているので、すぐに見つけやすいです。
お店の様子
ワタオカ発酵舎は古民家の軒下で販売しているパン屋さん。
門と通るとすぐにテントが見えてきます。
甘いパンからピザ、食パンなどいろいろな種類が置いてあります。
現在飲み物の販売はないですが、無料の水やイートインスペースがあるので、買った人はお店で食べることもできます。(飲み物の販売は今後予定しているそうです)
生米で作られたパン
ワタオカ発酵舎のパンは小麦粉ではなく、お米を使っています。
米粉ではなく、お米を水につけて材料を入れて混ぜた後発酵させて作るという、米粉パンとは違った作り方。お米は東広島産使用。使用できるお米の品種が限られているそうです。
小麦粉や卵、乳製品も使っていないのでアレルギーがある人も安心。
お米で作られているので、時間が経つと固くなるため、冷凍保存か密封して保存するのがおすすめとのこと。
食べてみました
一番人気の発酵あんぱん(300円)です。
中にはあんこがたっぷり。
こちらは砂糖の代わりに米麹を発酵させた甘酒で甘さを出しています。
食べてみると素材の甘さがひきたっておいしかったです。
あんこもあずき本来の味がしっかり出ているのと、甘酒の甘味でほんのり甘くパン生地との
バランスがとれていました。
そして、なんといってもびっくりするのがパン生地…。
今まで米粉パンは食べたことありましたが、生米から作られたパンは初めて。
食感は本当にお米を食べているかのようなモチモチ感。米粉パンと違って、モチモチがすごい。
さらにお米の甘さも引き立っておいしかったです。
こちらも人気のシナモンレーズン(300円)。
砂糖の代わりにみりんを使って甘さを出しています。
こちらも生地のモチモチ感とレーズンがマッチしておいしかったです。
砂糖を使わずにみりんでも甘さが出るんだなとびっくり。
お米ならではのパンも
個人的におススメなのが、こちらのイカと昆布(1本1200円、ハーフもあり)。
お米で作っているからイカと昆布も合うだろうと思って作られたそうです。
食べた瞬間、昆布とイカの香りが口の中に広がります。
イカを噛めば噛むほどお米で作られた生地とマッチしてまるで
ごはんとイカ昆布を食べているかのよう。
意外性がありますが、お酒を飲む人にもおすすめしたいです。
ワタオカ発酵舎
お店を始めたきっかけは、妊娠中の味覚変化で食品の添加物の味に敏感になり、体のことに興味を持つようになったこと。そこから
「大好きなパンで体にいいものを作りたい」
とお米から作るパンを京都まで習いに行き、友達が住んでいる志和でお店を出すことにしたそうです。
今後はパンを冷凍して宅配したり、空いている部屋をレンタルスペースや地域の交流場にしていきたいと話されていました。
木、金、土のみのオープン。気になる人はぜひ行ってみてくださいね。
詳細
ワタオカ発酵舍
住所:東広島市志和町別府703
営業時間:10:00〜14:00
営業日:木曜日、金曜日、土曜日
電話番号:080-6235-2133
インスタグラム:https://www.instagram.com/wataoka_hakkousha/