音楽と朗読で被爆体験を継承、賀茂高校の生徒が原爆詩朗読
2021.01.06
バイオリンの演奏に合わせ朗読をする賀茂高生(撮影・日川)
東広島市西条西本町、賀茂高校演劇部の生徒4人が1月5日、同市西条栄町の東広島芸術文化ホールくららで、被爆バイオリンなどの演奏に合わせて、詩人の故栗原貞子さんの原爆詩や、作家の故大庭みな子さんの被爆体験記を朗読した。
4人は、2年生の小玉若菜さん、竹上雨里さんと1年生の重森春希さん、菊地萌恵さん。被爆バイオリンは広島女学院で音楽教師を勤め、被爆したロシア人が愛用していたもので、東広島青少年オーケストラで指導に当たる宮崎真理子さん(30)が奏でた。
会場には約20人が集まった。小玉さんと竹上さんは、同高の前身である賀茂高等女学校に在籍していた大庭さんが原爆投下後に広島市で被爆者の救援活動にあたったときのことをつづった「地獄の配膳」を、重森さんと菊地さんは、栗原さんや詩人の故峠三吉さんの「生ましめんかな」「にんげんをかえせ」などを、それぞれ朗読した。
4人は、音楽の音色に合わせ、当時の被爆者の気持ちに寄り添いながら、しっかりと言葉を紡いでいた。4人は「一つ一つの言葉の意味を考えながら朗読した」「あの時代のことは風化させてはいけないという気持ちを込めて表現した」などと話していた。
この催しは東広島青少年オーケストラ運営委員会の主催。毎年開かれる市原爆死没者慰霊式で演奏していたオーケストラのメンバーが、慰霊式に参列していた賀茂高女出身の被爆者と知り合ったことが縁で、「音楽と朗読で若い世代に、原爆体験を継承していきたい」と5年前から行われるようになった。
(日川)
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