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【みんなでSDGs東広島】持続可能な社会、地域から世界へ【高垣広徳市長×三角幸子所長対談】

  • 2021/03/18

sdgsタイトル

 

 最近よく耳にするSDGs(エスディージーズ)は、持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標。

 この実現に何が必要か。「持続可能な社会、地域から世界へ」をテーマに、東広島市の高垣広徳市長と、JICA中国の三角幸子所長が対談。

 

東広島市 高垣広徳市長

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JICA中国 三角幸子所長

 

 

 

SDGs実現の鍵はづくり

さぁ、未来のための行動を

 

―SDGsとJICAとの関係は。


三角 JICAは開発途上国の発展を支援しており、その支援は持続可能でなければいけないと考えています。このため、JICAが行っている事業そのものがSDGsに合致しているといえます。

SDGsの重要なポイントは、途上国の人も、先進国の人たちも同じ目標に向かって努力しましょう、という点です。

 


―JICA中国と東広島市とのかかわりは。


三角 開発途上国の主に行政官の人たちが、JICA中国に滞在し、さまざまな研修を受けています。

その研修の講師を東広島市に依頼したり、広島大学と連携したりして協力をいただいています。


高垣 下水道事業の研修の講師を市の職員が担当しています。また、研修員と小学生との交流や、生涯学習フェスティバルへの出展もしていただいています。

多文化共生のまちづくりの促進においてJICA中国は、市にとって大切な存在です。三角所長には、市の総合計画や国際化推進プランの策定時に、国際的な視点での意見もいただきました。

 


―東広島市は昨年の7月、「SDGs未来都市」に選ばれました。


高垣 はい。SDGsには17のグローバル目標があり、それらを達成するための169の具体的なターゲット(目標)が示されています。

市の施策はこれらの目標につながっており、今、さまざまな分野でそれを深堀りすべく、政策の展開を図っていこうと考えています。

 

 

ー市の施策が持続可能な社会につながっているということですね。SDGs達成に必要なことは何でしょうか。


三角 途上国の支援といってもさまざまです。どこを日本が支援するのがいいのか、その国の人たちと対話し決めていきます。

教育、農業、鉱工業の場合もある。支援の形はさまざまですが、持続させる、維持させる人づくりが最も重要です。

 

高垣 将来を担う子どもたちに、SDGsを理解してもらうことが大切ですね。

 

三角 はい、若い世代の人たちに期待をしています。彼らこその未来なので、彼らがどういうふうな気持ちで未来を築いていくかということに関心があります。

JICAは出前講座をしており、SDGsや多文化共生の話を学校ですることがあります。研修員が訪問しての意見交換やSDGsのカードゲームなど、こういった機会を通して、若い世代の人たちにSDGsがもっと広がれば、と思っています。

 

 

―研修員との触れ合いで、子どもたちの関心も高まります。SDGsは、みんなに関係あることなんですね。

 

高垣 私はSDGsを人類共通の価値観だと思っています。市民がそういう価値観で取り組んでいくことによって、持続可能な地域社会となり、それが持続可能な国、世界、地球につながっていく。

われわれと関係のない問題ではなく、市民一人一人に関係があることをしっかり皆さんに意識してもらい、豊かな市民生活が送れる、そんな地域づくりをしていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

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