4/19

(FRI)

東広島市選出県議の主張:「私の思い」|下原康充氏

  • 2021/01/26

 

恵飛須・西本・井原・下原main

 

シリーズ連載の「東広島の政治」。東広島にスポットをあてた政治について5回シリーズで考える。1回目は県議の役割。この記事を受け、東広島市選出県議4名が「私の思い」として主張する。

 

シリーズ 東広島の政治:第1回 県議の役割|現職市議2人が本音でズバリ
 昨年は参議院広島選挙区の大規模買収事件で、国、地方を含めて政治家や選挙、政治の在り方が大きく問われた1年だった。こうした中、プレスネット...

 

 

◎下原康充氏の主張とは

 

広島県民、東広島市民の為にこの地域が将来どうなればよいか、そのために何をすればよいかと考え、自分なりの構想をもって日々精進しております。


私はこの地域が、シリコンバレーならぬシリコンヒルズと銘打って『ボストンライクな街』自然と調和しながら時代をリードする学術研究都市、そして都市計画がなされた街になればと考えております。ボストンは、エリア分けした地域、例えばハーバード大学やMITのある学術研究ゾーン、農業地帯や工場地域など、さらには連結したインフラの整備など現在の東広島市に類似共通のものがあります。特に、学術研究都市として類似していると考えます。東広島市は人口20万人に満たない街ですが、大学が4つもあり、また多くの研究機関があるという街は他に類を見ない頭脳集積地ではないでしょうか。


シリコンバレーに40年前に訪れたことがあります。スタンフォード大学やメディカルサプライ、フェデラルイクスプレスや、始まったばかりのケーブルテレビなどの視察研修・講義を受け、感銘と衝撃を受けました。当時の学園都市構想の市政が引かれたばかりの東広島市が、将来こうあるべきと考えたのは必然だったと思います。


広島県の中央にある東広島市、西に政令市広島市、東に福山市その間にあって人口も経済も勢力もひょうたん型の形態の広島県を平行型の形態にするために何を為すべきか問いつづけながら、県議の仕事として、常にそのことを脳裏に置きながら行動しています。そんな中、今の政策が将来に繋がること、つまり『未来の種』を播きながら政策提案や条例作成、国に提出する意見書や政策に対する議決などを行っています。夜を徹して意見調整、文言修正など思想主義の違う会派間の調整などもしてまいりましたが、上手く行ったときの充実達成感はこの上なかったのであります。

 
また、本県の中央地域5市5町で、自民党に所属する県議会議員で中央地域振興対策協議会を立ち上げ、市長さんや町長さん、市町議会の議長さん達と地域の要求するハード事業やソフトな事業も含め、政策などについて意見交換をしながら広範囲の広島県発展はもとより、地域発展のために協力し合っています。

 

予算等につきましても単県単市の予算だけでなく、国費単費の事業ならともかく補助金予算については負担金もあり、それらの割合を考えて事業採択をしなければなりません。限られた財政力の地方では、原資はどうするのかになりかねないのです。県勢市勢が発展し、税収が増える様な政策もしてゆかなければなりません。国や国会議員への政策提言はもとより、各関係省庁に対しても折々に陳情やお願いに上がっています。


コロナのことに対しましても、広島市内対象だけでなく風評によりその他の地域に対する影響は計り知れないものがあり、しっかりとした対策を講じるように提言もいたしております。もちろん医療従事者への配慮は当然のこととし、携わる関係者に対して何ができるか、そして何よりも罹らない感染させない ストップコロナを実現する為に県民の皆様のご協力を得て、またそのために出来ることは何かを問いつづけております。

 

現在、私の活動を皆様に理解していただく機会は、時に各種行事や会合等は当然ですが、お招きがあり日程が折り合えば全て出席をさせていただいております。そして、そこで関係者や出席者の方々と意見交換などをさせて頂いております。

 

また、市内八か所で新年の県政報告会を開催して皆様からご意見を頂戴し、それをもって県政に反映をさせて頂いております。さらに、毎年大型バス、多いときは12台で中四国地方の特色ある地域や本県行政事業に参考になる事物などの日帰りの研修等を開催し意見の聴取や交換、県政の報告をしています。県政報告紙もすでに五十号を超えました。その内容は県の予算やその時々の事業対策等のものを記載しており、少しでも県政についてご理解いただくよう努めています。

 

アメリカでは大統領選挙がありましたが、私は第35代ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領の就任演説にある「国家があなた方の為に何ができるかを問うのではなく 国家の為に何ができるかを問い続けて欲しい」という言葉を今でも座右の銘の一つとしています。

 

これからも何が生起するかわからない世の中です、また政治は生き物と言われております。時々に何が要求されるのか見極めながら県民が安全に安心して暮らすことができる心豊かな社会の構築・県民福祉の向上に努めて参りたいと存じます。

 

 

「下原康充 氏」市民の「知りたい」を直撃!【東広島選出県議に聞く①】
   東広島市選出の県議は4人。その役割は重要だが、選挙を除くと、市民が4人と接する機会はほとんどない。4人は県政や旬の問題をどう捉えてい...

関連する人気記事

新着記事