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東広島市選出県議の主張:「私の思い」|恵飛須 圭二氏

  • 2021/01/27

 

恵飛須・西本・井原・下原main

 

シリーズ連載の「東広島の政治」。東広島にスポットをあてた政治について5回シリーズで考える。1回目は県議の役割。この記事を受け、東広島市選出県議4名が「私の思い」として主張する。

 

シリーズ 東広島の政治:第1回 県議の役割|現職市議2人が本音でズバリ
 昨年は参議院広島選挙区の大規模買収事件で、国、地方を含めて政治家や選挙、政治の在り方が大きく問われた1年だった。こうした中、プレスネット...

 

 

◎恵飛須圭二 氏の主張とは

恵飛須圭二

 

東広島の皆さんに県議会におくっていただいて約2年が経過します。この度は、「県議の役割」というテーマなので、私なりに率直に、以下の4点に絞って、仕事への向き合い方やどんな活動をしているのかを含めて記したいと思います。

 

① 県議会議員の仕事について
② 会派について
③ 東広島市、市議との連携について
④ 東広島市域の事業で特に力を注ぎたいこと

 

 

① 県議会議員の仕事について

「県議会の仕事は見えにくい」とのお声をいただいているようですが、昨年からの新型コロナ禍においては都道府県が主導で様々な宣言や対応を出しているということもあり、県の顔も幾分か見えやすくなったのではないかと思います。ですが、実際には県庁の隣の県議会棟が職場となることもあり、日中は地元の東広島を離れなければならないことが多くあることも事実です。仕事ぶりがしっかりと見えるように現状を真摯に受け止め、改善、努力をしていきたいと思います。

 

年に4回ある定例議会(2月、6月、9月、12月)はもちろんですが、県議会には予算等の議案を付託されて設置されている常任委員会というものがあり、常任委員会には県内64名の議員がそれぞれ配置されています。私はこれまで建設委員会で主に災害復旧事業(道路、河川、砂防事業等)や警察・商工労働委員会で交通安全や新型コロナ禍での経済対策等に専門的に携わってきました。

 

直近では、広島市での時短、自粛の協力が求められましたが、実際は広島市だけでなく東広島市をはじめ、多くの市町でも自粛傾向が進み、飲食店やそのサプライヤーは重大な経営危機の局面にさらされています。そうした地域の現状を会派に伝え、会派での合意をとったのちに、何かしらの経済支援の必要性を説き、県知事、執行部への直接的な提案を行ったりします。

 

私の所属する自民議連には、そうした会派内の意見を取りまとめる政務調査会という機関が設置されており、私もこの2年間、政務調査会幹事として会派内の様々な意見の集約に尽力してきました。そうした活動の結果として、県民、市民の皆さんに本当に効果のある税の使い方となるよう努力を続けていきます。最大会派ということもあり、責任会派としての役割をしっかりと果たしていくことが東広島の発展にも寄与するものと考えています。

 

以上が、議員活動(政務活動)になりますが、それ以外の時間はほぼすべて政治活動(後援会活動)として地域の皆さんの困りごとを聞いて解決に導いたり、解決までの道筋とつけたり、相談にのったりということになります。私も東広島に住んでいますので、やはり市民のために仕事をしたいという気持ちを強く持っていますので、ご相談いただくことが県の案件であろうが、市の案件であろうが関係なく、出来ることを出来る限りやってくつもりです。

 

 

② 会派について

 

私は、自由民主党広島県議会議員連盟(自民議連)に所属しています。県内には64名の議員がおり、東広島市からは4名が選出されて議会へおくっていただいています。それぞれ自民議連が2名、民主県政会が1名、広志会が1名です。自民議連は現在64名の議員のうちの33名が所属しており、第一会派であり、過半数を占めているという状況ですので、責任会派としての慎重な判断が求められると認識しています。

 

東広島市選出の議員は述べたように会派がまとまっておらず主張が一致するものばかりではありませんが、県政運営において、各会派に分散されている状況というのはある意味で健全な状態であるとも思いますし、民意を背負って各会派の役割を果たしいくことが重要だと考えています。別の視点で考えると、私一人が30代ということもありますので、偏りのない、幅広い世代の声もしっかりと背負い、近い将来を見据えながら長期的な視点で活動していくことを大切にしています。

 

 

③ 東広島市、市議との連携について

 

県政の運営においては、市町との密な連携と市議会議員の先生方との細かな情報交換や課題解決に向けて足並みを揃えていくことは不可欠だと考えています。特に、市議の先生方は東広島の中でも拠点となる地域をもっていらっしゃることが多く、個別の地域事情やこれまでの経緯等については、私も教えを請い、最適解を見出していくことを心がけています。当然ですが、市は常に県との情報連携を緊密に計りながら市政運営の舵取りをやられていますので、重要なことは言うまでもありません。また、市に加えて国との連携も欠かすことのできない視点となります。様々な要望を積極的に伝えていくことで、国、県、市が一丸となって東広島市を盛り立てることに力を注ぎたいと思っています。

 

 

④ 東広島市域の事業で特に力を注ぎたいこと

 

全国どこをみても人口減少が進んでいる中で、東広島市は非常に恵まれた環境にあると思いますし、ここに生まれ育ってよかったと感じています。今後は、高齢化にかかる認知症や介護の課題、中山間地域の人口激減、農林水産業の後継者不足、子育て環境のさらなる強化、4つの大学を有する学際都市としての価値創造、デジタル化の推進による新しい生活様式の環境整備等々・・・やるべきことは山積しています。

 

その中でも、道路事情は特に早急に整備を進めていくことの必要性を感じています。令和4年度には、東広島バイパスの開通、道照交差点の整備完了が計画されていますが、県道に関わる案件が結構あります。例えば、西条西交差点(県道332号線賀茂高校の近く)は右折レーンがないことによって渋滞をまねいていますし、西条駅北側の東西を走る吉行飯田線では朝夕に大変な渋滞となっています。中心部に山陽本線が通っていますので、南北の行き来をいかにスムースに整備していくのかという事業は、今後益々、西条の中心市街地化が進むことにおいて必ず課題となってきます。その他、県道に関する道路案件は計画されているものの中々進んでいないものもあります。

 

また、H.30年の豪雨災害から河川の状況は一変しました。復旧に向けては事業者の方々も懸命に取り組んでいただいておりますが、東広島は災害箇所数が非常に多く、まだまだ各所には傷跡が残っています。山が崩れれば、土砂がでますし、雨が降れば河川へ流れ込みます。要所から河川改修事業を行いつつも、出水期に向けて堆積土の撤去や農地取水口の保全などは継続して粘り強く取り組んでいかなければならない問題と考えています。

 

暮らしの最優先は「安心できること」だと思いますので、こうした公共事業に注力するとともに医療や教育の質の向上を目指していきたいと思います。どこの市町も財政が逼迫しており、厳しい局面を迎えますが、国、県、市との密な連携はもちろんのこと、市民の皆さんのお知恵と理解を得ながら生まれ育った街に恩返しができるよう懸命に汗をかいていきたいと思います。

 

<活動報告を載せています>
えびす圭二後援会HP: http://ebisukeiji.com/
Facebook:「えびす圭二」で検索、申請してください

 

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