食品スーパーマーケット「ショージ」を展開する西條商事(本社・東広島市西条土与丸)は1月27日、冷蔵庫を備えた軽トラックを使った移動スーパー「とくし丸」9号車での販売をスタートさせました。
同市高屋町小谷のショージ白市駅前店を拠点に、月・木曜日に河内町入野の41カ所 、火・金曜日に高屋町小谷・河内町入野の35カ所 、水曜日に高屋町高屋東・高屋高美が丘の39カ所 を巡回して、生鮮食品や生活用品など約1500点を販売します。
この日、白市駅前店で出発式が行われ、高垣広徳市長らが出席。テープカットで9号車の出発を祝った。
ドライバーの仲本正子さん(49)は「人と品物と心をつなぐ〝むすびや〟として、また来てね、と言ってもらえる販売員を目指す」と笑顔。
9号車でイチゴや牛肉などを購入した高屋町小谷の利用者、松浦元子さん(80)は、「家の前まで来てもらえるので助かる。欲しいものがあれば要望を聞いてくれるのもうれしい」と話していた。
同社は、移動手段のない買い物困難者の支援と、地域の見守り活動に協力するため、2018年から「とくし丸」での移動販売を開始。ショージ各支店を拠点に、1号車は西条地区、2号車は高屋地区、3号車は志和地区、4号車・8号車は本郷地区、5号車・6号車は大和・河内・豊栄地区、7号車は世羅地区をそれぞれ巡回している。
今後は、ショージ八本松南店、寺家駅前店、下見店、黒瀬店を拠点に、東広島市内全域カバーを目指すという。 4月の中旬には広島市東区で10号車が出発する予定。