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野崎賢治の思い出エッセー:vol.07「自分の周りにたくさんの木を植えること」|あの日あの時あの言葉

2021.02.22



元ニュースキャスター野崎賢治さんによる思い出エッセー。
あの日あの時感じたあの言葉、そして心に残る言葉を紹介するコラムです。

野崎賢治さん プロフィール

 

vol.07 :「自分の周りにたくさんの木を植えること」

 

2020年9月11日の私のエッセー。


私が編成部長をしていた時に知り合った、構成作家の尾上たかしさんとのエピソードです。尾上さんは今も続く長寿番組「新婚さんいらっしゃい」の構成作家を長年続けています。

広島地区の予選会が広島ホームテレビであった時、責任者として私も予選会場に出向き、見学させてもらいました。

予選会では、もちろん文枝師匠(当時 桂三枝さん)の姿はありません。制作する大阪ABC朝日放送のディレクターと尾上さんが新婚さんに次々と質問していきます。

予選会といっても、新婚さんと尾上さんの絡みのトークがなんと面白いことか。

予選会終了後、尾上さんとディレクターと食事をしました。お酒を飲むとますます雄弁になり、面白さを増す尾上さん。バラエティーの作家を長年続けられているせいか、吉本のベテラン芸人のように、私たちを楽しませてくれました。また、人生教訓なる貴重なお話もしていただきました。

尾上さんは、よく若い人を連れて寿司屋などに行くそうですが、その時、若い人のしょうゆの使い方に物申すそうです。

ある若者が、上司にお金を借りる相談をしたそうです。場所は寿司屋。しかし、その若者が、余るぐらいのしょうゆを使って食べるのを見て上司はこう言ったそうです。「君はお金をためることができない人だ…」と。その結果、若者は、上司からお金を借りることができなかったそうです。

もう一つは、自分は弱い人間であると思っている若者へのアドバスでした。「自分の周りに、たくさんの木を植えること、これが大切。そうすれば、相手が自分よりはるかに太い大木であっても、対等に戦えるようになる」。尾上さんは、自分の人生を振り返るように力説されていたことを思い出します。

若いころから厳しい世界で戦い、生き抜いてこられた尾上さんだけに、大変説得力のあるお話で、当時40歳を過ぎていた私の心にも強く突き刺さりました。


PROFILE
のざき・けんじ
 昭和53年、広島ホームテレビに入社。カープ中継などスポーツ実況をする傍ら、「ステーションEYE」など夕方のニュースキャスターを約10年担当。その後、ニュースデスク。制作部番組プロデューサー時代には、風見しんごを土曜日朝に起用した「ひょっこり評判テレビ」を制作。2000年4月にスタートした夕方情報番組「げっきんLIVE」で久々の現場復帰、メインキャスターを務める。その後、管理職として報道局長、編成局長、総務局専任局長を歴任。


📻FM東広島(89・7MHz)で毎週月曜日午後8時~、同名番組を放送中。
 放送はサイマルラジオでも聞くことができます。


 

 

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