夏から冬にかけて水位を下げるため池が増加中です。
従って秋から冬にかけては水底から予想外のものが顔を出すことがあります。
並瀧寺池の場合は堤防らしきものが現れました。
町史、村史を読むと、江戸時代(延宝年間)に、今の池より一回り小さい小原池が築造されたことが分かります。
絵図に描かれた堤防の形と現れた堤防の形はそっくりです。
しかし、昭和20年ごろ、一回り大きな並瀧寺池が完成し、小原池は水底に姿を消しました。
約75年ぶりに姿を見せた堤防は土を固めただけの構造ですが、当時の人々の血と汗の結晶です。
撮影日:1月25日
撮影場所:東広島市志和町
撮影:船越雄治
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