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「長年の悲願実った」 被災箇所以外でも改修工事【豊栄町・椋梨川】

  • 2021/03/15

 広島県は、東広島市豊栄町安宿地区を流れる椋梨川の河川改修工事に取り組む。令和27月豪雨の被災を受けて、128日、国が補助する災害関連事業に採択された。

 椋梨川は平成307月豪雨でも被災し、県が災害復旧事業に取り組んでいるが、今回の事業では、被災箇所に加え、被災箇所以外でも一体的に工事を行い、防災対策を進める。大雨による洪水で被災を繰り返してきた椋梨川。これまで、要望が強かった工事ということもあり、市民からは「やっと地元での工事が進むことになった。長年の悲願が実った」という声も上がっている。

 事業費は約6億円。豊栄町安宿地域の約800㍍で護岸工事を行う。県西部建設事務所によると、今春に工事発注予定で、令和4年度に事業を完了する計画。

「抜本的な機能向上を」
新谷正義衆院議員のコメント

 災害で崩れてしまった場所だけの復旧の繰り返しだと、地元住民には不安が募る。壊れてから直すというだけでなく、災害を待たずに抜本的な機能向上が図られるような対策を柔軟に進めたい。

国土交通省の担当職員と打ち合わせをする新谷正義衆院議員(2月26日)

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