県代表チーム「ガールズ広島」のメンバーに選ばれた上原さん(撮影・小林)
東広島市立寺西小6年生の上原好葉さんが愛媛県で7月31日から開かれるNPBガールズトーナメント2021全日本女子学童軟式野球大会に県代表選手として初めて出場する。チームは「ガールズ広島」で初戦は8月1日、前回大会優勝の大阪府代表「大阪ベストガールズ」と対戦する。
上原さんは2年生の時から「東広島ウルフ」に所属。ポジションは投手と外野。ノックを受けるときは決して後逸しないように、バッティング練習は1球1球手を抜かず打つことを心掛ける。走塁とバッティングを評価され、県代表15人の中の一人に推薦された。短距離走では、寺西小で学年2位、投げては昨年の市内小学校対抗陸上競技会ソフトボール投げで学年1位という運動能力の高さを、野球でも発揮している。
「ガールズ広島」の選手たちとも練習を重ねるごとに親睦を深めている。上原さんは「守備では声を大きく出して、バッティングではヒットを狙う。まずは1勝を目指してチームのために頑張りたい」と意気込む。
「東広島ウルフ」の女子選手は上原さんを含めて2人。県内の高校にもまだ女子野球部が少ない。「東広島でも女子が野球を続けていける環境ができてほしい」と願う。
(小林)