広島大大学院人間社会科学研究科の松原美由さん(24)が、今年春に開かれたベストオブミス広島県大会2021のミスユニバーシティ部門でグランプリに輝いた。ミスユニバーシティは、大学生・専門学校生が対象。松原さんは県代表として、秋に開かれる日本大会に出場する。(日川)
ミスユニバーシティ部門でグランプリに輝いた松原さん(中央)(提供写真)
広島大の学部生時代に、応援団・チアリーディング部に所属。広島県大会では、この経験が生きた。「ステージに立つことには慣れていたので、緊張することもなく、『こんな感じかな』とイメージをして大会に臨むことができました」と振り返る。
大会への参加を決めたのは昨年。コロナ禍で部活動が制限され、時間に余裕ができたことと、モデルに興味があったことから、「今やりたいことにチャレンジしたい」と応募した。一次選考となる書類審査をパスして本大会に出場。水着やドレスを着用しながらの歩き方や話し方など、総合的に高く評価された。
全国版のミスキャンパスを決めるミスユニバーシティ日本大会には、全国から21人の女子学生が出場。目標はグランプリの獲得だ。「外見だけではなく、内面も成長して挑みたい。会場に来た人たちの印象に残るような立ち居振る舞いができれば」
将来のことを尋ねると、「モデルになりたい気持ちはあります」とはにかみながら、「大学では、障がいのある特別支援教育の勉強をしています。モデルになって、その子たちのことを発信したい。発信力は、普通の人より、モデルの方があるかなって思いますから」と目を輝かせる。
松原美由さん
もっと知りたい。松原さんと一問一答
―モデルにはいつから興味を持っていましたか。
物心が付いた頃からです。小さい時から身長が高くて、周囲からは「モデルになったら」と言われていました。幼いときは、モデルになれることを疑ってなかったです(笑)。ただ、中高と部活(吹奏楽)に熱中してからはチャンスがないのかなと。もし、部活をやっていなかったら、モデルをやっていたかもしれません。
―大学生活の思い出は。
やっぱり部活ですね。休部状態だったのを、一人で復活させて立ち上げましたから。ベストオブミス県大会のスピーチで、そのことを話したら、審査員から、「勇気のいることで、そういう子は強い」と褒められました。
その部活では、入学式で私たちチアリーディング部のパフォーマンスを見て、「やりたい」と言ってきた新入生がいたことには感動しました。あと学業では教育実習が印象に残っています。大変だったけれど、周囲に励まされながら乗り切ることができました。
―広島大学の学生気質や、魅力について教えてください。
真面目で礼儀正しい学生が多いです。私の周囲も良い人ばかりです。
魅力は文武両道であることかな。国立大にも関わらず、硬式野球部やアメフト部、自動車部など全国大会に出ている体育系・文化系の部はたくさんあります。チアリーディング部は、全国大会に出場した部の応援に行きますが、私立大に囲まれる中で、国立大は広島大だけという大会もあります。広島大ってすごい!と感動する瞬間です。
―東広島市で生活してみて感じる、東広島市の魅力は何ですか。
西条の街しか分かりませんが(笑)、いろいろなお店があって生活しやすい街です。 私はお酒が好きなので、西条のさまざまな銘柄のお酒が、気軽に楽しめるのもいいですね。