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五感で〝和〟の文化体感 高屋東小で製茶体験授業

2021.08.08


山本さん(左)の指導で茶の葉を揉む児童(撮影・小林)

 東広島市の市立高屋東小学校(水岡満校長)で7月16日、緑茶の製茶体験授業が行われた。同校近くの御屋敷茶園の山本陽子さんが自ら摘んだ茶の芽を同校に持ち寄り、児童が製茶をした。

 

 2年生と3年生49人が、山本さんの指導の下、電子レンジを使って茶の葉を蒸した後、揉んでから電子レンジで乾燥させる工程を繰り返した。誰ともなく童謡「茶摘み」を歌い出し、室内はお茶の香りと歌で包まれた。普段から食事のときにお茶を飲むという眞口己愛さんは「最初は少し苦い香りだったのに、蒸して揉んだらいい香りになった」と、お茶ができる過程を五感で感じていた。児童は出来上がった茶葉を持ち帰り、家で楽しんだ。

 

 御屋敷茶園で主に生産しているのは紅茶。大量生産するペットボトル飲料の場合、茶葉は手ではなく機械で摘み取られているという。山本さんは「急須で緑茶を入れる家庭が減り、急須を知らない児童もいた。手摘みの茶や漬物など、〝和″のものがすたれていっていることを感じる。今日は子どもたちに少しでも緑茶のことを知ってもらえたと思う。楽しそうに体験してくれて私もうれしい」と話していた。

 

 同校では、10年前から、2年生が同園で一番茶の茶摘みを体験。ただ、新型コロナウイルスの影響で、昨年は中止。今年はあいにくの雨で校内での製茶体験授業となった。

 

(小林)

 

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