献花台に白菊を手向ける参列者(撮影・山北)
東広島市は8月4日、同市黒瀬町の黒瀬生涯学習センターで「東広島市戦没者追悼式並びに平和祈念式典」を開いた。高垣広徳市長や市遺族連合会の栗原信明会長、遺族ら約250人が参列し、戦没者の冥福を祈り平和への思いを新たにした。
高垣市長は「戦争体験の記憶を後世に伝えていくことが、私たちの使命。戦争の恐ろしさを忘れず、悲しみの歴史を繰り返さないと決意を新たにする」と式辞を述べた。参列者は祭壇前に設けられた献花台に白菊を手向け、戦争で失った家族を思い静かに手を合わせていた。
子ども平和メッセージでは、市立小谷小6年の川﨑莉子さんが「命のバトンがつながって私がここにいる。自分の命を大切にし、二度と戦争を繰り返さず、平和な社会を築いていく」と平和の誓いを発表した。その後、東広島児童合唱団が「小さな四季」「アンパンマンのマーチ」を合唱。最後に世界中の人々のふるさとが、いつまでも美しくあるようにと平和への願いを歌に込めて「ふるさと」を合唱し参列者と心を一つにした。
黒瀬町遺族会の槙川輝義さん(85)は「毎年参列している。兄が亡くなり、遺骨も戻らなかった。生きていたら98歳になる」と戦死した兄をしのんだ。
式典は、新型コロナウイルス感染症対策を施して行った。式典の一部は、東広島市公式チャンネルでインターネット配信した。
(山北)