オンラインで園児にクイズを出題する生徒(撮影・林)
東広島市黒瀬町大多田の私立武田中学校2年生62人と、同町丸山の緑ヶ丘幼稚園児59人のオンライン交流会がこのほど行われた。中学生の保育学習の一環。生徒が幼稚園児を理解し、楽しんでもらえるよう工夫することを課題とした。
生徒はタブレットを使い、自作のおもちゃや、ゲーム、クイズなどの遊び方を園児たちに紹介。オンラインのため、おもちゃは同じものを2つ作り、双方で同時に確認した。
同校2年生の斎藤優奈さんは「おかずを釣り上げるゲームで、割り箸やテープなどで釣りざお、おにぎり、エビの天ぷらなどを手作りした。磁石を使ってけがをしないように釣り上げられる工夫をした」と説明した。
同校の奥本晴美教諭は「オンラインのため幼稚園児に遊び方を分かりやすく伝えることが難しく、リハーサルを何度も行った。みんな上手に工夫してやってくれた」と目を細めていた。
同幼稚園の戒田優衣教諭は「園児は何日も前から楽しみにしていた。おもちゃをとても気に入り、ダンスと歌も合唱しながら楽しんでいた」と話した。
(林)