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生活困窮者の支援に役立てて 生協ひろしま 市社協介し食材など無償提供

  • 2021/11/29

生協ひろしま

生協ひろしま

コープ東広島の坂本店長(写真上の左)から食料品を、生協ひろしま東広島支所の田中支所長(写真下の右)から日用品を受け取る市社協の邑岡課長(撮影・山北)

 

 生協ひろしま・コープ東広島(同市西条町寺家、坂本吉宏店長)は11月4日、東広島市社会福祉協議会(同市西条町土与丸、松尾祐介会長)に、賞味期限間近の食材や、パッケージ不良などで販売できない日用品を無償で提供した。

 

 市社協が、生活困窮者などの支援に食料の提供をしたいと協力店を探している時に、同店を運営する生協ひろしまから協力の話があった。両者は10月1日、「食糧等の提供に関する合意書」を交わし、毎月一回、商品の受け渡しをしている。フードバンク団体を介さずに、直接商品の受け渡しをするのは、市社協、同店共に初めての試み。

 

 この日は、市社協の邑岡徹哉地域福祉課長ら2人が同店から食材を、近くの生協ひろしま東広島支所(田中伸幸支所長)から日用品をそれぞれ受け取った。

 

 提供された商品は、生活困窮者や子ども食堂などを運営する福祉団体に届ける。

 

 坂本店長は「地域包括支援に協力していきたい。少しでも役に立てれば」、邑岡課長は「引き続き生活困窮者などに対して相談支援を続けたい」と話していた。

 

 生協ひろしまは1971年、前身である「広島県婦人生協」を設立し、今年で創立50周年目。県内各地で生協の事業を通じた地域社会貢献活動を続けている。

 

(山北)

 

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