ラベルをデザインした「豊穣」を手にする三原さん(撮影・山北)
東広島市西条本町の西條鶴醸造(伊野本雅子社長)は12月1日、広島女学院大学に通う学生がラベルデザインを手掛けた新酒、西條鶴アートラベル・2022特別純米酒「
ラベルの制作は「未来につなげる」をテーマに同大生活デザイン学科の楢﨑久美子准教授が協力。社長や杜氏(とうじ)、社員が社内コンペを開き、同学科の学生8人が応募した23点の中から、4年の三原桃子さんの「豊穣」のデザインが選ばれた。
たわわに実った稲のように、「枝がしなっても折れることのない力強さ」と「豊かな未来への願い」を込め、すっきりとした軽い飲み口の新酒をイメージして、爽やかで美しい瀬戸内の海を思わせる背景が描かれている。
三原さんは「色使いにこだわった。このデザインを通じて、力強く未来へ希望が持てるようなイメージが伝わり、若い人にも飲んでもらえたら」と話していた。
宮地充宣杜氏は「豊穣はフレッシュで香りが良く、女性にも飲みやすい酒。日本酒をおしゃれにワイングラスで飲んで楽しんでほしい」と話していた。
「豊穣」の売上金の一部は、「こども応援プロジェクト」として、こども食堂支援事業に寄付する。
1本720ミリリットルで、1650円(税込み)。同社オンラインショップや広島市内のデパート、東広島市内の一部のスーパーなどで300本を限定販売する。
問い合わせは西條鶴醸造082(423)2345。
(山北)