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広島女学院大生がラベルデザイン 西條鶴醸造 純米酒「豊穣」を限定販売

  • 2021/12/21

ラベルをデザインした「豊穣」を手にする三原さん
ラベルをデザインした「豊穣」を手にする三原さん(撮影・山北)

 東広島市西条本町の西條鶴醸造(伊野本雅子社長)は12月1日、広島女学院大学に通う学生がラベルデザインを手掛けた新酒、西條鶴アートラベル・2022特別純米酒「豊穣(ほうじょう)」の蔵出しを始めた。同大学との連携企画は5年目。

 

 ラベルの制作は「未来につなげる」をテーマに同大生活デザイン学科の楢﨑久美子准教授が協力。社長や杜氏(とうじ)、社員が社内コンペを開き、同学科の学生8人が応募した23点の中から、4年の三原桃子さんの「豊穣」のデザインが選ばれた。

 

 たわわに実った稲のように、「枝がしなっても折れることのない力強さ」と「豊かな未来への願い」を込め、すっきりとした軽い飲み口の新酒をイメージして、爽やかで美しい瀬戸内の海を思わせる背景が描かれている。

 

 三原さんは「色使いにこだわった。このデザインを通じて、力強く未来へ希望が持てるようなイメージが伝わり、若い人にも飲んでもらえたら」と話していた。

 

 宮地充宣杜氏は「豊穣はフレッシュで香りが良く、女性にも飲みやすい酒。日本酒をおしゃれにワイングラスで飲んで楽しんでほしい」と話していた。

 

 「豊穣」の売上金の一部は、「こども応援プロジェクト」として、こども食堂支援事業に寄付する。

 

 1本720ミリリットルで、1650円(税込み)。同社オンラインショップや広島市内のデパート、東広島市内の一部のスーパーなどで300本を限定販売する。

 

 問い合わせは西條鶴醸造082(423)2345。

 

(山北)

 

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