東広島市西条町の石田恵さんが、東広島市内で撮影した鳥の写真を使った「ひがしひろしまとりかるた」を制作・販売している。ワークショップやイベントなどで、子育て世代を中心に人気だ。
元々写真撮影が趣味だった石田さん。ある日、見たことがない赤い鳥が目の前を通ったことをきっかけに、鳥に興味を持った。写真を撮ってはSNSに投稿していたが、「そうだ!かるたにしてみよう」と思い立ち、「ひがしひろしまとりかるた」の制作に至った。
かるたには、市内に生息する野鳥のうち、44種類(うち2種は雌雄で1枚ずつ)を収録。羽毛の質感や腹の丸みなど、自然に生きる鳥の様子を絵札で見ることができる。読み札には、鳥を見た石田さんの気持ちを真っすぐに表現。鳥の生態を詠んだ札もある。
石田さんは、「かるたをきっかけに、鳥や生き物、自然に関心を持って外遊びしてほしい。その経験から、環境保護や生物の多様性について考える人が増えてくれたら」と話している。
「ひがしひろしまとりかるた」は、イベントでの販売のほか、ウェブショップ「かるたやストア」でも購入できる。税込み2500円から。ポストカードやTシャツも販売している。
(小林)