東広島消防署と同安芸津分署は危険物安全週間期間中(6月5~11日)の6月10日、災害発生時の被害を軽減しようと、三菱重工業安芸津工場(同市安芸津町風早)と合同で同工場内で「危険物施設消防訓練」を行った。
訓練には、同消防署員や同社の自衛消防隊、従業員約80人が参加。地震の発生直後に同社の重油タンクからオイルが流出して火災が発生し、従業員が避難中に負傷した想定で行った。
地震後、構内放送で従業員に火災を知らせ、速やかに避難場所へ誘導した。通報を受けて、危険物火災に対応する化学水槽車など消防車両3台が到着し、救急車に負傷者を収容して搬送。同社の自衛消防隊がポンプ車で出動して消火栓からの給水を担当し、市消防隊が放水して鎮火までの流れを確認した。
(山北)