県立賀茂北高(東広島市豊栄町乃美、松本雅樹校長)備後神楽部が7月10日、同市河内町中河内の河内地域センターを訪れ、地域住民など約150人の前で力強い舞を披露した。
同部は、昨年4月に同好会として発足。1年間の活動を経て、今年5月、部に昇格した。現在は部員7人で活動している。この日は、「悪魔祓い」「剣舞」「折敷舞」「大蛇退治」の計四つの演目を発表。合間には、小学6年生のときから神楽に取り組む部長の西原隆晟さんが、それぞれの演目について解説した。
これまでいくつか神楽を見てきたという緒方卓荘さんは「高校生の一生懸命さが伝わって、言葉にできない感動を覚えた」と目を細めていた。
西原部長は「備後神楽は活動人口が減っているけれど、自分たちのような若い世代の活動が刺激になって、神楽人口の輪が広がれば」と話してい
た。
同部は7月23、24日に安芸高田市で開かれる第11回高校生の神楽甲子園に出演。8月6日には、同部主催、他神楽団共催の第1回備後神楽共演大会を豊栄生涯学習センターで開くことにしている。
(小林)