東広島署はこのほど、特殊詐欺を未然に防いだとして、ファミリーマート八本松飯田店(岡村美実店長)、ローソン東広島サイエンスパーク東店(竹下晃史オーナー)、安芸西条郵便局(原田浩尚局長)と、東広島市社会福祉協議会の折川広之さんにそれぞれ感謝状を贈った。
ファミリーマート八本松飯田店では3月13日に、ローソン東広島サイエンスパーク東店では4月1日に、それぞれ高齢の男性客が高額の電子マネーを購入しようとしていることを不審に思った店員が声を掛けたところ特殊詐欺が発覚し、被害を防いだ。
安芸西条郵便局では5月16日、ATMでスマートフォンの発信方法が分からず困っている高齢の女性客に局員が声を掛け、話を聞いたところ、還付金振込詐欺の可能性があると判断。被害を防止した。
折川さんは5月16日、公用で訪れたもみじ銀行高屋支店のATMで、隣りのATMで高齢の女性客が、携帯電話をかけながら操作をしている様子を不審に思って声を掛け、被害を防止した。
折川さんは「詐欺という二文字がとっさに頭に浮かんだ。瞬時に対応することができて良かった」と話していた。同署の中道弘志署長は「特殊詐欺が身近に存在するという意識が高く、大変感謝している。コンビニや金融機関は最後のとりでなので、今後も水際対策をお願いしたい」とお礼を述べた。
東広島署管内の特殊詐欺の被害件数は、今年に入り6月末時点で1件。被害額は約150万円。
(原田)