パラスポーツ体験授業が7月15日、東広島市八本松町原の市立八本松小で行われた。東広島市に本社を置く大創産業が創業50周年の記念イベントとして、県などと共催。車いすソフトボールの日本代表選手で、同社グループ会社のダイソーウイングに勤める江南聖さんが講師を務め、車いすソフトボールの実演や講話を通して、多様性を認め合うことの大切さを伝えた。
5年生123人が参加。児童はパラアスリートによる競技の実演を間近に見たり、実際に車いすソフトボールでゲームをしたりした。講話で江南さんは「勉強ができる人、スポーツが苦手な人、身長や体重の違い、障害の有無など、自分と違うからと避けたりせず、一緒に生きていくのが共生社会。障害者だから何かしてあげなければということでなく、困っている人がいたら誰でも助けてあげて」と児童らに優しく語り掛けた。
5年生の掛川仁さんは「車いすで曲がるのが難しかった」と車いすソフトボール体験を振り返り、「障害があってもなくても、みんなが楽しい人生を送れる社会になるといい」と話していた。
(小林)