古代魚のチョウザメと地元食材を中心にした料理を提供しているハッピー・スタージョン(東広島市高屋町稲木)は7月31日、チョウザメの魅力を広く知ってもらおうと、道の駅湖畔の里福富(同市福富町久芳)でチョウザメの体験型イベントを開いた。
会場には、プールの中で泳ぐ約70㌢のチョウザメに触れるコーナーの他、チョウザメの稚魚やサメの口の骨格標本などを展示。クラフト体験では、風鈴にチョウザメの絵を描いたり、うろこを使ったストラップを作ったりして楽しんでいた。チョウザメを使った串カツやバーガー、コロッケなど12種類の料理の販売もあり多くの人でにぎわった。
親子で参加した小学3年の河野依央君は、「チョウザメの絵を風鈴に描くのが楽しかった。初めてチョウザメに触ったけど、怖くなかった」と喜んでいた。チョウザメは、海にいるサメとは違い、淡水魚で歯がなくおとなしい魚という。同店の厚井晶子さんは、「チョウザメは栄養価が高く、臭みや小骨もなく食べやすい。お試しを」と話していた。
午後からは、「チョウザメの不思議パワー!」をテーマに広島大学の長沼毅教授らによるミニ講義があった。
(山北)