東広島市八本松町篠の東広島シュタイナーこども園さくら(森寛美園長)は9月17日と23日、自然素材を使った「遊びとものづくり講座」を同園で開き、延べ約30人の親子が参加した。
講師は、地域在住の彫刻家、石丸勝三さん(79)。参加者は自分たちで見つけた木や竹、石などの自然素材を並べたり転がしたりして遊んだ。遊びの中から作りたいものを考え、石丸さんらに手助けをしてもらいながら、接着剤やヤスリなどを使い、おもちゃ作りを楽しんだ。
年長組の沖野慈唯ちゃんは「木と貝殻を使い、ビー玉転がしを作った。ノコギリで木に貝殻を差し込む隙間をつくったのが楽しかった」と笑顔。石丸さんは「好きな素材を寄せ集めて、自分で考えて作ると思いがけないものができる。親子で心を揺さぶる体験を続けてほしい」と話していた。
(山北)