東広島青年会議所(同市西条昭和町、木村有壯理事長)は創立45周年記念事業として9月24~25日、世界的な人材を育成しようと「1泊2日の国内留学」をひろしま国際プラザ(同市鏡山)で開き、高校生17人が参加した。
運営は、福岡市のNPO法人BALM(バーム)。ボランティアスタッフの大学生5人が、進行や英会話のレッスンなどを担当した。
合宿中は、英会話力をアップするために日本語は禁止で、英語だけでコミュニケーションをとり、仲間と協力してゲームやスポーツなどを楽しんだ。
また、3人のグループに分かれて英語の寸劇に挑戦。内容は、3人が同じ大学に進学する約束をしていたが、1人が進学できなくなった。その後のシナリオを、6チームがそれぞれ考えて演じた。
参加した県立賀茂高2年の坂本愛実さんは「周囲の人の助けがあり、英文を覚えてステージ発表をすることができた。驚いたのは、頭に浮かぶ言葉が英語になったこと。日本語を忘れたような不思議な経験をした」、同会議所の佐渡哲洋実行委員長は「高校生が積極的に国際交流をしようとする意識を高めたいと企画した。英語の苦手意識をなくし、英語の壁をうまく乗り越えることができればうれしい」と話していた。
(山北)