東広島市黒瀬町丸山の市立中黒瀬保育所(村瀬文女所長)の年少~年長児約80人は、秋季全国火災予防運動期間中の11月9日、東広島消防署南分署の署員ら11人と3ルートに分かれて保育所周辺をパレードし、地域住民に防火を呼び掛けた。
年長児約30人は、そろいの法被を着て児童館などの施設や民家を訪問。拍子木を打ち鳴らしながら「お料理する人、火の用心」「たばこを吸う人、火の用心」などと元気よく呼び掛け、住民に「火の用心お願いします」とかわいい声で話しながら、色を塗った消防車の絵を手渡した。住民らは「絵を飾って、火事に気を付けます」と笑顔。
今年の同市黒瀬町内の火災は11件(10月末時点)。藤田尚史分署長は「火災が発生しやすい時期を前に、子どもたちの呼び掛けが、地域の人の心に響き防火につながれば」と話していた。
同署は、今年から町内5カ所の市立保育所と連携し、12月初旬まで各保育所で順次防火パレードを実施する。
(山北)