広島大学は、来年3月末で任期満了となる学長選考会議を11月28日に東広島キャンパスで行い、越智光夫学長の再任を決定した。
会議では、次期学長候補者の3人を審議した結果、グローバルネットワークの構築や外部資金獲得方策などについて具体案を提示した越智氏が最も適任だと判断した。
越智氏は会見で、11月に採択された世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)について話し、「広島大は、世界トップクラスの教育研究拠点であり、地域とつながりながらも、世界とも手を結んでいる大学であるべき。地域には愛され、世界からは選ばれるような大学を目指していきたい」と抱負を述べた。
越智氏は、広島大医学部を卒業後、整形外科医となり、広島大学病院の院長などを経て、2015年から学長を務める。3期目の任期は、来年4月1日から4年間。最長2期8年だった学長の任期は、今年1月の会議で見直しが行われ、3期12年に延長された。