東広島市河内町下河内の県立河内高(中村一雅校長)の生徒4人が昨年12月23日、2023年の干支(えと)の「卯(ウサギ)」を描いた大絵馬を杉森神社(同町中河内)に奉納した。今回で3回目。同高絵馬奉納奉告祭には、氏子(うじこ)と職員ら約20人が出席し、生徒代表が神前に玉串をささげた。
大絵馬は、 縦60㌢、横90㌢で、同市豊栄町のプレックコンポーネント(辻󠄀政儀社長)が協力し加工。デザインは、生徒の有志約10人が放課後に集まり、約1カ月半かけて仕上げた。雄大な赤富士と太陽を背景に、白と茶色のウサギ3匹が描かれている。赤系や白など縁起の良い色を使い「笑顔で健康な一年を過ごしてほしい」という願いを込めた。
1年の高林優衣花さんは「絵馬を描くのは初めてだったが、楽しかった。毎年引き継いでいきたい」、岡田光統宮司は「参拝者に元気をくれる作品。絵馬を通して地域の住民とのつながりが深まれば」と感謝。サポートした甲田紗加教諭と山田安里教諭は「生徒が主体的に協力しながら楽しんで取り組み、貴重な時間だった」と喜んでいた。
大絵馬は1月末まで拝殿の回廊に展示される。
(山北)