国際協力機構(JICA)中国センター(東広島市鏡山、岡田務所長)の国別研修に参加している、東アフリカのソマリア連邦共和国の研修員6人が1月20日、東広島市役所を訪れ高垣広徳市長を表敬訪問した。
同共和国は長引く紛争で、疲弊した地方行政機能や地域社会の再構築が急務となっている。研修員は、復興・開発に取り組むソマリア連邦共和国の行政官。
高垣市長は、第五次総合計画にのっとった市の目指すまちづくりについて説明。研修員からは「どのようにして市民の信頼を得ているのか」と質問があり、高垣市長は「公約を誠実に実行すること」と話していた。
内務・連邦省の、地方行政アドバイザーのアブディファタ・アデン・アブディさんは、「東広島市は、行政と市民の協働によるまちづくりがユニーク(独特)。行政の復興と再建のグッド・ガバナンス(かじ取り)を学び、帰国後に実践したい」と話していた。研修員らは、1月16日から28日まで、JICA本部や東広島市、宮城県東松島市などで研修を行った。
(山北)