東広島の歴史の一端を理解し、出土文化財の魅力と価値を再認識しようと「東広島の古墳」をテーマに第1期「出土文化財企画展」が2月2日まで、同市出土文化財管理センター・展示室(同市河内町中河内)で開かれている。同市教委主催。入場無料。
企画展では、同市内の古墳から出土した出土品を、3世紀末から8世紀初め頃までを4期に分けて展示。また、全国的にも希少な、親つぼなどの肩部に数個の小つぼなどが付いた装飾付須恵器(すえき)や、ドーナツ状の形態の「環状瓶(かんじょうへい)」と呼ばれる須恵器など、約300点を展示している。
同市教委文化課の藤岡孝司主任主事は「前期から終末期までの市内の出土品を見ることができる貴重な機会。多くの人に見てもらえたら」と話していた。
第2期の企画展は2月8~13日、東広島芸術文化ホールくらら・市民ギャラリーで開催。
問い合わせは、同センター082(420)7890。
(山北)