東広島市河内町の市立河内中(松原真奈美校長)2年生が1月27日、「河内町活性化プロジェクト」について発表し、ワークショップを行った。同中生徒と広島大や地域住民、同市河内支所の職員ら約40人が参加した。
昨年6月、2年生28人が総合的な学習の時間に福祉、教育、サービス業などの職場体験をし、町内の事業者や河内支所の職員から河内町の活性化についての思いや課題を聞き取った。生徒らは聞き取った内容をまとめ、活性化策のアイデアを考え発表した。
ワークショップでは、JR河内駅周辺の地図に同町の自然を生かしたアスレチックや天文台、動物園、スポーツパークなど地域を活性化するための施設を書き込んだ。
昨年度から河内町に関わってきた広島大の田中貴宏教授は「生徒が未来のことを楽しく話していたのが良かった。みんなで話すことを大切にしてほしい」と呼び掛けた。
同中の信藤崇斗さんは「河内町は自然が豊かで人が温かい地域なので、それを生かした取り組みが実現できたらうれしい」と笑顔だった。
(山北)