福富・豊栄・河内の3町の事業者でつくる広島県央商工会(東広島市河内町中河内)は2月8日、販路を拡大しようと体験型のサービスやワークショップが中心の「セントルマルシェ商談会」を同商工会で開いた。
参加したのは、県央商工会に所属する賀茂プロジェクト、トムミルクファーム、入野きのこセンターなど7事業者と、広島国際空港、ひろしま夢プラザ、近畿日本ツーリストなど県内のバイヤー6社。
両者は、会場に設けられた専用のブースで、1社あたり約25分間で個別商談に臨み、事業者が自社の強みや商品・サービスの魅力について紹介した。
ごぼう専門農家の「OKファーム」(同市豊栄町清武)の川手晋治代表(36)は、「バリバリごぼう」と「メラメラごぼう」のスナック菓子を売り込んだ。バイヤーからは、製造の思いや商品の名前の由来などについて質問があった。川手代表は「味を気に入ってもらい、店頭販売などの依頼があった」と喜んでいた。
木工品製造販売の「きこりや」(同市福富町上戸野)の下永速店主(66)は、「旅行会社からは、木工体験と近くの道の駅などの施設と合わせてバスツアーが組めると興味を持ってもらった」と手応えを感じていた。
(山北)