東広島市鏡山の広島大(越智光夫学長)と東広島市、サタケ(同市)、フジタ(東京都)、ソフトバンク(東京都)など12者で組織する「広島大学スマートシティ共創コンソーシアム(共同事業体)」は2月15日、同大学内のサタケメモリアルホールで、設立セレモニーを開いた。越智学長や高垣広徳東広島市長らコンソーシアムに参画する関係者約100人が出席した。
同コンソーシアムは、持続可能な未来社会像の実現に向けて、広島大の教育・研究資源や市の行政資源、民間企業のノウハウと経営資源を融合し、デジタル技術を生かした最先端のまちづくり(スマートシティ)に取り組む。
セレモニーでは、越智学長が「自治体や企業、地域と一体となり、住みやすいまちづくりに取り組んでいきたい」とあいさつ。同コンソーシアムの紹介や「目指す未来のまち」などをテーマに公開座談会を開いた。
今後は、同大東広島キャンパスを「小さなまち」に見立て、まちづくりに必要なAI(人工知能)などの先端技術や仕組みなどを実験的に導入し、スマートシティ実証実験などを行う。また、市民向けのイベントや意見交換会、民間企業への参画を呼び掛ける活動の強化を図る。
(山北)