3月19日に全線開通する国道2号東広島・安芸バイパスで2月27日、国土交通省・警察・消防の関係機関から45人が参加し合同で「トンネル防災訓練」を実施した。
訓練は、大山トンネル起点側入り口付近で、中型トラックに軽自動車が追突したという想定で行われた。救急隊は、右のふくらはぎを負傷した軽自動車の運転手を救助し、救急搬送。消防隊は、白煙が上がり、多量の燃料が漏れた車の消火活動を行った。
東広島消防署西分署の奥元武司分署長は、「関係機関が一体となって実践能力を高める訓練となった。事故はいつ起こるか分からない、常に慌てず万全を期したい」と話していた。
訓練後は、迅速に事故対応できるよう、トンネル内に備え付けられた消火栓や、トンネル入り口の屋外給水栓の操作方法などを確認した。
東広島・安芸バイパスは国道2号の渋滞緩和を目的に、安芸郡海田町から東広島市八本松町を結ぶ、全長17・3㌔。
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