東広島署(中道弘志署長)は2月28日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして広島銀行西条支店(西条昭和町)の藤井敏和支店長と営業係の3人に感謝状を贈った。
1月28日、60代の女性が「介護保険料の還付金があると何度も電話があった」と話したため、対応した土井里美さん、井上沙紀さんが不審に思い、酒井麻衣副課長に報告。同署に通報し、被害を未然に防止した。
酒井副課長は、「広銀の中で来客数が一番多い支店だが、慌ただしい中でもお客さまの大切な私産を守れるよう対応していきたい」、藤井支店長は「警察から提供される詐欺情報を、日ごろから支店内で共有している。このような連携が詐欺被害未然防止につながった。今後も、被害防止の取り組みを強化していく」と話していた。
2022年の特殊詐欺の発生件数と被害額は、同署管内が5件で約1720万円、県全体では234件で約6億80 00万円だった。
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