八本松住民自治協議会(東広島市八本松南)の土久岡章治会長は2月25日、人命救助に貢献した同市八本松西の今田和代さん(76)に感謝状を贈呈した。
今田さんは2月6日午後6時30分頃、近所に住む80代の男性から連絡が入る予定だったが、連絡がないことに異変を感じ胸騒ぎがした。すぐに男性の自宅に行き確認したが、帰宅している様子はなかった。
その日、男性らと一緒にグラウンドゴルフに参加していた今田さんは、男性がグラウンドゴルフの会場から電動自転車で帰宅する時に通る竹林の中の細道を、スマートフォンの明かりを頼りに捜した。すると、電動自転車が道路の脇に倒れ、そのそばにうつぶせになって動けない状態の男性を発見。すぐに119番通報をした後、近所の仲間に連絡して応援を求めた。
男性は、倒れて約4時間経過していたが、男性が厚着をしていたこともあり、全身打撲だったが軽傷だったという。
今田さんは「男性が倒れていたのを見て驚いたが、声を掛けたら返事があったのでほっとした。
無事で良かった」と笑顔。土久岡会長は「発見が遅れたら最悪な状況になっていたと思う。迅速な人命救助に感謝している」と話していた。
(山北)