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■ぐるっとマルごと東広島「ぐるマル」とは?
住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けていくために必要となるのが、「地域包括ケアシステム」です。
これは、住まい・医療・介護・介護予防・日常生活支援が、ひとり一人に合った形で、切れ目なく、一体的に提供される社会の仕組みのことです。
地域包括ケアシステムを皆さんに広く知っていただき、地域包括ケアシステムの構築が一層進むよう、「ぐるっとマルごと東広島」(略称「ぐるマル」)と愛称をつけて、普及啓発をしています。
さらに、令和3年度からは、すべての人が、地域、暮らし、生きがいを共につくり、高め合うことができる社会=「地域共生社会」の実現に向けて、「ぐるマル」のマークを図のように新しくして、「赤ちゃんから高齢者まで、支える・つながる・助け合い」のまちづくりを進めることとしました。皆で一緒になって、「ぐるっとマルごと東広島」を目指し、取り組んでいきましょう。
あなたやあなたの周りの人の生活を支える「包括ケア推進講座」。
第5回目となる今回は『元気輝きポイント制度』について学んでいきましょう。
■元気輝きポイント制度って?
東広島市では、市民の健康づくり、介護予防活動と地域での支え合い活動を一体的に推進するため、「元気輝きポイント制度」を実施しています。40歳以上の市民が対象活動に参加すると手帳にポイントが付与され、1年間のポイント数に応じた報奨金が支給されます。
地域での趣味活動及びスポーツ活動に、元気輝きポイントを活用している2団体を紹介します。このほかにも現在、約900団体の登録があります。一覧はホームページ又は窓口で配布する冊子で確認できます。
『シャープ社友会(広島支部)テニス同好会』の代表 増田さんにお話を聞きました。
【活動内容】
毎週水曜日、東広島運動公園で80代までの会員24名で硬式テニスをしています。初めに連絡事項などのミーティング、準備運動をしてから、3つのコートに分かれて練習を行います。
夏場は開始時間を早めています。
【活動のきっかけ】
10年前に定年退職した後、「テニスを始めたい」という思いから会社(シャープ)のOBに呼びかけて、活動を開始しました。その後、口コミでOB以外の人の参加も増えました。
【工夫していること】
事前に準備運動をし、練習1時間、試合形式1時間とすることで、適度に休憩を確保することができて、過度な運動を防いでいます。活動開始以来10年間、けがをした人はいません。
【ポイントの効果】
活動参加への励みや意欲向上につながっています。
また、シャープ社友会では、この他14の同好会が登録し活動しています。
その一つの「あるこう会」の活動の様子です。
この日は、広島大学周辺でのウォーキング後、広島大学体育館での体力測定を実施しました。「あるこう会」では広島大学と連系して、毎年1回体力測定を実施し、高齢者の健康づくりに取り組んでいます。なお、今年はさらに体力向上を目的に、元気輝きポイントの活動外でも、各会員が在宅運動を取り入れて、自宅でDVD映像を見ながらスリーステップエクササイズ運動を楽しく実施中です。
『入野卓球教室』の代表 松田さんにお話を聞きました。
【活動内容】
週3回(水・金・土)
河内スポーツアリーナで、80代までの会員32名が卓球を楽しんでいます。
初めに自由にラリーをし、その後、くじでペアを決めて試合をしています。
【活動のきっかけ】
10年以上前、近所の4人くらいで公民館で活動していたのがきっかけです。近隣住民同士や知人への声掛けなどで、参加する人が増えていきました。
【工夫していること】
毎月の活動スケジュールを表にして会員に配布することで、参加調整しやすいようにしています。土曜日にも活動しているため、平日仕事がある人も参加されています。
【ポイントの効果】
ポイントが付くことが参加のきっかけになっている人もいます。また、参加することが健康づくりや生きがいにつながっています。
■問い合わせ
東広島市
健康福祉部地域包括ケア推進課
TEL/082-420-0984
FAX/082-426-3117
東広島市西条栄町8番29号