新酒の出来栄えを競う西条酒造協会主催の「第72回西条清酒品評会」が3月24日、グランラセーレ東広島(東広島市西条町御薗宇)で行われた。
同協会に所属する6社12蔵から22点が出品され、酒類総合研究所や県立総合技術研究所の研究員ら10人の審査員が、香味の調和や味・香りの良さなどを審査した。
1位に輝いたのは、亀齢酒造(同市西条本町、石井英太郎社長)の五号蔵「大吟醸」。同蔵の杜氏(とうじ)の西垣昌弘さんが最優秀の蔵の杜氏として表彰された。3度目の受賞の西垣さんは「淡麗辛口でキレのある酒に仕上がった」と話していた。
審査長を務めた広島国税局鑑定官室の江村隆幸室長は「西条地区の技術の高さから、吟醸酒らしいふくよかできれいな味わい、華やかな香りのものが多かった」と講評した。
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